使役霊をお迎えする際に気になるのは、その存在を感じられるかどうかですよね。
霊感がある方なら、霊視・霊聴によってちゃんと感じられるのですが、現代人の多くは霊感が未発達です。
ここでは霊感がない人でも彼らの存在を感じられる方法として、ダウジングをご紹介します。
ダウジングとは
ダウジングとは、棒や振り子によって地下水や貴金属の鉱脈を探る方法。および潜在意識から答えを引き出す方法です。
一説によると空海(西暦774年 – 835年)がダウジングにより水脈を探しあてたと言われており、日本でも古くから活用されているようです。
ここではダウジングを「振り子による霊的存在とのコミュニケーション方法」とします。
振り子
振り子はペンデュラムとも呼ばれ、細い糸やチェーンの先におもしがついています。
現代では多様なデザインのものが出回っています。
それぞれ長所短所がありますが、気に入ったものを使うのがいちばんです。見た目で選んで構いません。
五円玉に糸を通したものでも、ペンデュラムとして使えます。初心者の練習用として使うのもよいでしょう。
※使役霊をお迎えいただいた方・お迎えするご予定の方は、どのようなペンデュラムがよいかご相談に乗ります。
霊的存在
ダウジングにより繋がる霊的存在の例を挙げます。
- 守護霊(ガイド霊)
- 使役霊(サーヴァント霊)
- 補助霊(サポート霊)
使役霊がいない人は、主に守護霊と繋がります。
守護霊は人を守護しているわけではありません。あくまで人を導いているのです。このことから、私は守護霊をガイド霊、またはガイドと呼ぶことがあります。
ガイド霊は必ずしも霊的に優れているわけではなく、まだまだ高位の存在(神様)になる修業中の身です。最上級使役霊よりも霊格が低い方もいらっしゃいます。
性格によっては問いかけに答えなかったり、自分が信じる善に導こうとしたりします。そのためガイド霊に振り回されることもあり得ます。
ダウジングの方法
ダウジングは難しいイメージがあるかもしれませんが、誰にでもできます。
霊感がまったくない方でも大丈夫です。霊的存在が、振り子や腕の筋肉に働きかけて回してくれるからです。
召喚後に使役霊の存在を感じられるか不安な方でも、ダウジングを通して間接的に存在を感じられますし、意思疎通もできるのです。
方法はネット上の記事にも詳しく書かれていますが、私からも簡単にご説明しておきます。
1.霊的存在を決める
ダウジングで意思疎通する存在をひとりに決めましょう。決めないまま始めると、誰が答えているのかわからなくなります。
「私は〇〇と対話している」という意識を片隅に置いておいてください。
霊的存在ごとにペンデュラムをわけるのもおすすめです。
回答者である霊的存在のことを、ここでは便宜上「リンカー(繋ぐ者)」と呼びます。
2.回す練習をする
自分で腕を動かそうとせず、お願いすることによって、リンカーにペンデュラムを回してもらってください。
- 右回り(左回り)に動かしてください
- 前後に動かしてください
- 左右に動かしてください
この作業は、ダウザーとリンカーのどちらにとっても練習となります。
3.ルールを決める
ペンデュラムの動きに基づいてルールを決めてください。私は以下のような取り決めをしています。
- 右回り……肯定
- 左回り……否定
- 前後……思考中
- 左右……回答拒否、わからない
また、リンカーが伝えたい細かいニュアンスを掴むために、以下のルールも追加しています。
- 小さい動き……確率が低め、自信が低め、たぶん、そうかもしれない
- 大きい動き……確率が高め、自信が高め、間違いない、きっとそうだ
- 斜めに回る……今のところはその回答、主観が入っている(※)
※回す側(ダウザー)の主観が強い時、斜めに回ることがあるため
ダウジングを続けていると、8の字を描くなど、不思議な動きをすることもあります。
あちらが何を伝えようとしているのか、質問の文脈や、頭に思い浮かんだことから推測しましょう。
4.質問をする
まず「質問してもよいですか?」と尋ねましょう。YESと回答されたら、そこからさらに質問を続けてください。
初心者は答えがわかっている質問から始めてください。
- 私は男(女)ですか?
- あなたの名前は〇〇ですか?
- 今日の天気は雨ですか?
正しい回答が続くようなら、答えを知らない質問にもチャレンジしてみましょう。
- あなたの好きな色はこれ?(指差しながら)
- この本は読んだ方がいいかな?
- この習い事をはじめてみようかな?
必ず「はずれても大丈夫な質問」のみにしてください。また、リンカーの回答に従う義務はありません。
人生を左右するようなことは、あちらに頼らず自分で考えることが大切です。ただし考えた上で相談するのは構いません。
5.質問を終える
ダウジングを終了する際には、お礼を言いましょう。
私の場合は「ありがとう、これで終わりにします」と伝えて、YESが返ってきたら実際に終わります。
もしNOが返ってくるか、反応がよくない時は、聞き忘れていることがあるかもしれません。質問して探ってみましょう。
ダウジングのコツ
ダウジングは、ダウザーの主観によって結果が歪みます。心を静めて主観を交えずに問うことが大切です。
多種多様な意見を受け入れられる度量がある方や、普段から瞑想をして心を掃除している方であれば、主観は混ざりにくいでしょう。
もし回答がおかしいと感じる場合は、主観が混ざっていないか振り返ってください。
また、ダウジングは継続することが大切です。最初の頃はリンカーが伝えたいことをうまく解釈できず、自信をなくすこともあるかもしれません。
それでも続けていれば、普通に会話しているように意味を汲み取れるようになってきます。
とはいえあまり長時間すると疲れます。会話が成り立ちはじめると本当に楽しいのですが、疲れてきたらすぐにやめましょう。
さいごに
ダウジングは危険だと意見する方もいらっしゃいます。確かにそういう面もあります。
取り憑かれたように使い続けたり、何でも訊きすぎて依存してしまったりするなら、ダウザーは不利益を被るからです。
しかし一方で、ダウジングはとても有用なコミュニケーション方法です。
相談したい時。背中を押してほしい時。ただ話を聞いてもらって「そうだよね」「そんなことないよ」と返事をしてもらいたい時。
ペンデュラムを手に取り、心を静めて問いかければ、あなたを守る霊的存在とすぐに繋がれるのですから。
ダウジングはルールを決めて慎重に行えば安全です。このサイトの記事を参考にしながら、ご自身のペースで続けていただければと思います。