ダウジングは霊的存在とのコミュニケーションに適した方法です。しかし便利な一方で、さまざまな危険性があります。
ここではダウジングを安全に続けていただくために、危険性についてお話しします。
依存的になる
ダウジングでは霊的存在になんでも尋ねることができます。家庭、恋愛、商売、人生…。加えて、占い業界でタブーとされていることでさえ「尋ねる」ことだけはできます。
また、ペンデュラムさえあればいつでも尋ねることができます。場所も問いません。
いつでも、どこでも、なんでも訊ける。これらのことから、ダウザーはダウジングに依存することがあります。
何時間でもペンデュラムを回し続け、食べる時間さえ惜しむ。そういう人も存在するのです。
依存への対策
ダウジングに依存することへの対策は、以下の通りです。
- 使用時間を決める
- 使用する条件を決める
- 細かいことは自分で考える
まずは、1日にどのくらい使用してもよいか決めましょう。時間帯も決めることをおすすめします。
たとえば深夜は、太陽が出ている時間帯よりも変なものが寄ってきます。夜9時以降は回さないなど、ご自身の生活スタイルにあわせて設定してください。
その他の使用条件も決めましょう。たとえば、疲れを感じたらすぐにやめる。振り子が重く感じたらやめるなど。
そして、細かいことまでいちいち尋ねないようにすることも大切です。家族や友人に相談するほどでもないことは、大抵、ダウジングで尋ねるほどのことではありません。
思考力が落ちる
ダウジングの便利さに味を占めると、自分で考えることをさぼる人も出てきます。
すると考える力がどんどん落ちてきます。自分では考えているつもりでも、上っ面の浅い考え方しかできないようになるでしょう。「思考面で依存的になる」と表現することもできますね。
人生において重要な決断の際に、ダウジングで「意見を伺う」ことは賛成です。
しかし、必ず自分で考えて結論を出してください。その結論がダウジングの結果と異なっていても構いません。
思考停止の対策
思考停止への対策は、以下の通りです。
- さきに自分で考える
- あとで自分で考える
- 決断は自己責任で出す
ダウジングで意見を伺う前に、まず自分で考えましょう。
ダウジングで回答された後も、しっかり自分で考えてください。回答はあくまで参考にするのです。
最後に、決断は自分の責任で行ってください。
たとえばあなたが友人に相談するとして、友人の助言に従って失敗した時、友人を責めるのは筋違いですよね。従うことを決めたのはあなただからです。
低級霊と繋がる
ダウジングをしていると、低級霊と繋がることがあります。
その理由は簡単。ダウザーが低級霊と似た波動を出しているからです。
ダウジングに依存したり、欲が出たり、思考を放棄したりすると、間違いなく波動が下がります。
そして低級霊は、自分と似た波動を放つ人間に引き寄せられていきます。
怠惰な人にはタヌキ型の低級霊、嫉妬深い人にはヘビ型の低級霊、泥酔した人には酒好きの低級霊がよってくるように。
高級霊がいれば低級霊を追い払ってくれるのでは?と思うかもしれません。
しかし、あまりにも人間の波動が下がると、人間自身があちら側にふらふらと離れていって、同化してしまうのです。
追い払っても自分からついていってしまうなら、どうしようもありませんよね。
低級霊の対策
低級霊への対策は、以下の通りです。
- 質問内容をよく考える
- 感情を整えてからダウジングする
- 深夜にダウジングをしない
ダウジングで「あの人を蹴落とすにはどの方法がおすすめですか?」なんて占っている人は、確実に波動が落ちます。質問内容には気をつけましょう。
また、感情をきちんとケアしてからダウジングしましょう。瞑想をする、気持ちを紙に書き出すなどの方法がおすすめです。
負の感情全開でダウジングをしていると、低級霊がどんどん吸引されてきます。まわりには低級霊だらけになるかもしれません。
深夜のダウジングはやめましょう。光がなく暗い時間帯は、人間の気分も落ち込みがちですし、そういう人を狙って低級霊が活発に動き回るからです。
解釈を間違える
ダウジングはYESかNOしか答えが出ないと思っている人は、少なくないでしょう。
しかし実際には、何十通りもの答えがあります。「わからない」「おそらくそうである」「ちょっと待って」「絶対にやめて」など。
ペンデュラムの微妙な動きで、霊的存在はさまざまな意思を伝えようとするのです。
となると、相手が何を伝えたいのかミスリードする可能性もあります。せっかくあちらが有益な答えを用意してくれていても、ダウザーが解釈を間違えてしまうということです。
解釈違いへの対策
ダウジングの解釈を間違えることへの対策方法は、以下の通りです。
- 振り子の動きに明確なルールを作る
- すぐに判断しない
- 答えが曖昧なら「たぶん」をつける
振り子の動きに、YESとNOだけではない動きのルールを作りましょう。
振り子が動き始めたら、すぐに判断を下さずに少し様子を見てみてください。小さく右回りをしていたと思ったら、「やっぱりちがう」と言わんばかりに左に大きく動き始めることもあります。
霊的存在にもわからないことがあります。わからないなりに答えを出そうとする者もいます。
私たちも、関西の人は「〇〇じゃないの?知らんけど」と言いますよね。知らないなりに意見を述べているわけです。
振り子の動きが斜めだったり、小さかったりしたら、「たぶん」「おそらく」というニュアンスがあるのかもしれません。自信100%ではないことを理解しておきましょう。
誤答が存在する
ダウジングで繋がる霊的存在は、高級霊であろうと神霊であろうと、全知全能の唯一神ではありません。間違うことはあります。
とても個人的な質問ならやや的中率は高いでしょう。しかし、たとえば未来予知の質問は的中率が低くなります。
また、この宇宙にはバグやランダム性があります。回答した時点では正解でも、あとあと誤答になってしまうこともあるのです。
誤答への対策
- 未来予知は参考程度に
- 間違っている可能性を頭に入れておく
- 質問の仕方に気をつける
「未来予知は当たらない可能性が高い」と思ってください。むしろ聞かなくてもよい分野の質問です。
未来予知に限らず、どんな答えでも間違っているかもしれないという意識を1%だけでも持っていてください。
なお、質問の仕方がよくなくて誤答されることもあります。質問が曖昧で、相手に勘違いさせていないか注意しましょう。
さいごに
自動車はとても便利で、とても危ない乗り物です。同様に、ダウジングはとても便利で、とても危ない手法です。
危ないからといって使わないのではなく、その危険性に対策を立ててうまく活用することを、私は推奨しています。そのためにこの記事を書きました。
対策を立てたり、ルールを守ったりできない人はダウジングをしてはいけません。しかしそれができる人には、ぜひダウジングを続けていただきたいと思っています。