もし恋人や好きな人がいるなら、ダウジングで相手の気持ちを知りたいと思うのは自然なことです。
しかしちょっと待ってください。ダウジングでわかる相手の気持ちを占うことは、あまりおすすめできません。
ここでその理由をお話ししましょう。
気持ちを占うということ
相手の気持ちを占うことには、以下の3つの危険性があります。
- 誤答する可能性
- 確認のむずかしさ
- 気持ちの移ろい
それぞれ解説します。
誤答する可能性
ダウジングは、ダウザーの感情が強いほど回答が歪められます。本当は左回りなのに、ダウザーが右回りにしてしまうこともよくあります。
特にデリケートな「相手の気持ち」を尋ねるにあたって、ダウザーはどれほど心を鎮められるでしょうか。
ダウジングで相手の気持ちを知ろうとする時点で、切羽詰まっている人は少なくないかと思います。
「もしかして私を好きではないのでは…」「やっぱり嫌われているのでは…」
そんなふうに思いながらダウジングをすれば、回答は間違いなく歪みます。
さらに危険なのが、結果を確かめるのがむずかしいことです。
確認のむずかしさ
ダウジングの答えは常に100%正しいわけではありませんから、できるだけ自分で確かめることが求められます。
しかし相手の気持ちとなると、確かめるのは至難の業です。
たとえば「私のこと好き?」と聞いたとして、たいていの彼氏彼女は肯定するからです。本当はどう思っていようと。
ならば普段の言動や行動から気持ちを推測すればよいのですが、それができればダウジングしませんよね。
気持ちの移ろい
人間の気持ちは簡単に変わります。
ダウザーに対する「相手の気持ち」は、もしかしたら数日で高まるかもしれませんし、その翌日に冷めるかもしれません。
私たちも曇りの日が続くだけで気分が落ち込んで、何もかもいやになる時があるでしょう。
女性はホルモンバランスの変動によって、普段は温厚な人でさえ、大好きな彼氏や夫にやつあたりすることがあります。
自分の恋人や、家族や、ペットへの思いも、常に一定ではありません。
私たちの気持ちは、私たちが思っている以上にあっけなく移ろうのです。
そんな不安定なものをダウジングで占っていると、一喜一憂して、心が疲れてしまうかもしれません。
気持ちを占うなら
他者の気持ちを知りたいなら、まずは自分の気持ちを知りましょう。
ダウジングで、「私は彼を〇〇だと思っている?」「私は父を〇〇だと思っている?」など、尋ねてみるのです。
自分のことなのであとできちんと確認ができますし、自分の本当の気持ちに気がつけるかもしれません。
自分の気持ちに気がつけないで、相手の気持ちばかり気にしている人は、案外多いもの。
面倒くさがらずやってみてください。相手との関係を見直して改善するきっかけになるでしょう。
さいごに
ダウジングはいつでもどこでも、なんでも尋ねられるので、不確かなことを何度も尋ねてしまう人もいます。
これは恋人に「私のこと好き?」とLINEで何度も尋ねたり、占い師に「彼女は私のことが好きですか?」と何度も尋ねたりする人と同じ心理です。
実際に恋人に疎ましがられたり、占い師への出費が重なったりするよりはマシかもしれません。
それでも、ダウジングに依存するとしんどい思いをします。
自分の心を守るために、ダウジングに尋ねてもよいこと、尋ねても問題ない回数は、よく意識してください。