ペンデュラムの石の選び方

ペンデュラムの石を、好みや効果だけで選んでしまうと、扱いが大変で困ってしまうこともあります。

たとえば、フローライトは淡い色合いがとても美しいですよね。しかし、この石はモース硬度が低いので、すぐに傷ついてしまいます。

ここでは、性質を考慮した石の選び方をご紹介します。

石の耐久性

鉱物には種類ごとに「モース硬度」「靭性(じんせい)」「安定性」があります。

  • モース硬度……傷つきやすさ。(例:摩擦した時にひっかき傷ができやすいか)
  • 靭性……割れやすさ。(例:落とした時の欠けやすさ)
  • 安定性……変わりにくさ。(例光や熱による変色のしやすさなど)

それぞれ詳しく解説します。

モース硬度

モース硬度は、傷つきやすさです。10段階の基準鉱物と摩擦した時に傷がつくかどうかで測定します。

10.ダイヤモンド……ダイヤ以外で傷つかない
9.コランダム(ルビー・サファイア)……コランダム・ダイヤ以外では傷つかない
8.トパーズ……ヤスリで傷つかない
7.クォーツ(石英)……ガラスを傷つけるがヤスリで傷がつく
6.オーソクレース(正長石)……ヤスリで傷がつく

5.アパタイト(憐灰石)……ナイフで傷がつく・ガラスと同等

4.フローライト(蛍石)……ナイフで容易に傷がつく
3.カルサイト(方解石)……銅貨で傷がつく
2.ジプサム(石膏)……爪で傷がつく
1.タルク(滑石)……同上

引用:硬度・靭性の話 – 宝石大陸

ペンデュラムを持ち歩く予定であれば、モース硬度5以上をおすすめします。

モース硬度4以下だと、キーホルダーと擦れただけでも傷がついてしまうからです。

靭性

  • 靭性の高い石……ダイヤモンド、ラブラドライト、フローライト、アラゴナイト、カルサイト

靭性は、割れやすさです。粘り強さとも表現されます。

外部から負荷をかけて、どの程度で破損するかによって、靭性の強さを測定します。

子ども時代に外で遊んでいて、すぐに割れてしまう黒い石を見つけた人もいるでしょう。

あれは頁岩(けつがん)という、劈開性(へきかいせい)の高い石です。

劈開性がある石はちょっとした衝撃でまっぷたつになるので、靭性も高いと言えます。

ハナ
水晶は靭性が低めの石ですが、クラック水晶などヒビが入っているものは靭性が高くなります。

安定性

安定性は、何らかの刺激による変質・変色・変形のしにくさです。

特に注意したい刺激は、「水分」と「紫外線」です。

水分

  • 水分に弱い石……ラリマー、ターコイズ、フローライト、アクアマリン

水分に弱いパワーストーンは、水に濡れると変色・変形します。

ペンデュラムには向いていません。よく触れる道具であり、手汗がつくからです。

こまめに手汗を拭う手間を惜しまない方は、候補にしても大丈夫でしょう。ただしその場合でも、水に弱すぎない石にしてください。

エンジェライトのように特に水に弱い石は、少し手入れを忘れただけで変色してしまうためです。

参考:天使を呼び寄せる石!エンジェライトは水や汗に弱い? – Pascle

紫外線

  • 紫外線に弱い石……アメシスト、ローズクォーツ、ターコイズ

紫外線に弱いパワーストーンは、太陽光で変色します。

アメシストの退色実験をされた方がいます。この方の実験では、石を2年間屋外に放置しても退色しませんでした。

4年目でやっと目に見えて退色したようです。

ペンデュラムの石であれば、紫外線に弱いかどうかは、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。

参考:退色実験 – 大好き石と手芸

ペンデュラムにおすすめの石

「モース硬度」「靭性」「安定性」を考慮して、ペンデュラムにおすすめの石をまとめました。

紫外線に少し弱い石は、※のマークをつけています。直射日光の浄化方法を避ければ問題ありません。

  • クリスタル
  • モリオン
  • タイガーアイ
  • ガーネット
  • アベンチュリン
  • ルチルクォーツ
  • スーパーセブン(※)
  • アメシスト(※)
  • カーネリアン(※)
  • ローズクォーツ(※)

さいごに

水晶のペンデュラムの流通量が多いのは、「モース硬度」「靭性」「安定性」の面から扱いやすく、しかも安価だからです。

初心者だけではなく、プロの方にも水晶を愛用している方はたくさんいらっしゃいます。

色々と試して、最後にやっぱり水晶が一番だなと思われるのでしょう。

石の特性をちゃんと知った上であればどんな種類を選んでも大丈夫です。

しかし、気軽に使いたい方や、特にこだわりのない方は、ぜひ水晶などの扱いやすい石を使ってみましょう。