ミュルノア神聖王国の聖王が継承してきた冠。
神聖王国の始まりには、ひとつの宝石がありました。
冠に埋め込まれている「光抱くもの」です。
かつてこのように言い伝えられていました。
<光の神は涙を落とされた。
不毛の大地を潤し、草木が芽吹いた。
人々と精霊が集い、街と森が生まれた。
涙は役目を終えると石となった。光抱くものである。
石はある青年の手のひらでのみ光を放った。
人々は彼を聖王とし、精霊と共に冠を作った。
冠の中央には光抱くものがあった。>
光の神の加護があるため、魔の者を退ける力があります。
また、石の力により、精霊や聖獣を従属させる力を得ます。
必要な時は、冠を通して預言を得ることがあります。
ここでの神は、特定の神を差しません。
草木の囁き、森全体の言葉、海の意思を受け取ることもあるでしょう。
神は私たちを包み込むように存在しているのです。