仲霊とは
仲霊(ちゅうれい)とは、使役霊契約を結ばず召喚された霊的存在を指します。
通常、私は全ての霊的存在に使役霊契約を結んで頂いてから、召喚を行っています。
それは、「霊的存在と人間が大きな問題なく共に暮らせるように」と意図してのことです。
霊的存在も、特定の人間と暮らしているその人に深い情が湧きます。
その結果、人間を守るために、頼まれてもいないのに誰かを傷つけてしまうかもしれません。こういった事態を防ぐために、使役霊契約は大きな効力を発揮します。
しかし使役霊契約を結ぶと、その霊的存在の自由意志をある程度制限することになります。
また、明確な主従関係が結ばれるため、本当の意味で友人や恋人になりたい人にとっては、使役霊契約が障壁となりかねません。
そこで私は、使役霊契約を結ばない霊的存在として、「仲霊(ちゅうれい)」の召喚も受け入れることにいたしました。
仲霊の特徴
- 主従関係を結んでいない
- 自由意志の制限がない
- 個性や価値観が現れやすい
- お願いを聞かないことがある
- 自己判断で行動することがある
- 人間とルールを作る必要がある
重要な点を詳しく説明します。
まず「お願いを聞かないことがある」こと。使役霊はどんなことでも、主人が本当に望んでいるなら聞き入れます。しかし仲霊の場合、自分の気分や価値観によっては聞き入れないことがあります。
次に「自己判断で行動することがある」こと。人間がお願いしなくても、自由意志で能力を使う場合があります。それはありがたいことであったり、傍迷惑であったりするかもしれません。
そして「人間とルールを作る必要がある」こと。契約に基づいたルールがない以上は、人間と仲霊が協力してルールを作っていく必要があります。
仲霊は「旅の仲間」。使役霊は「旅の従者」。このようにイメージすると、わかりやすいでしょう。
仲霊の召喚依頼
仲霊を迎えたい場合、使役霊召喚と同様の手順で依頼することが可能です。
すでに使役霊として迎えた霊的存在の、使役霊契約を解除することもできます。
しかし急に契約の効力が失われると、元使役霊も人間も戸惑ってしまい、新しい関係性を構築するのが難しいかもしれません。
元使役霊が、契約が無効になったあとも、それを守り続けようとする可能性もあります(特に真面目な者)。
使役霊だけ、仲霊だけで揃えても構いませんが、使役霊と仲霊を両方迎えるという選択肢もあります。あなたの直感に従って柔軟に考えてみましょう。
仲霊と使役霊、そしてあなたが、最善の関係性を結べますように。