霊的五感(霊感)は、霊的な音や香りを感じる五感です。物理的に存在しない・目に見えないものを感じ取れる五感、と言えるでしょう。
使役霊の存在を感じるためには、この霊感が発達している必要があります。ここで、5つの霊感について詳しくお話ししましょう。
霊感について
神仏が示す霊妙な感応。また、神仏が乗り移ったようになる人間の超自然的な感覚。霊的なものを感じとる心の働き。
引用:霊感とは – コトバンク
霊感は、五感に対応させて5種類に分類できます。
それが、霊視、霊聴、霊嗅、霊味、霊触です。それぞれの霊感をご紹介します。
霊視
霊視は、目に見えないものを霊的なものを見る感覚機能です。
目の前にあるコップを見るのと、霊的存在を見ることは、全く違います。前者は物理的に見ますが、後者は霊的に見るのです。
霊視が発達している人には、神様が見える人もいれば、浮遊霊ばかり見える人もいます。その違いは、普段からフォーカスしている波動です。
- 高級霊……神様、眷属、使役霊
- 中級霊……妖精、精霊、自然霊(例外あり)
- 低級霊……幽霊、悪霊、生霊、地縛霊、浮遊霊
神様が見える人は、心を清潔に保ち、整えられている人である証。心が清潔なほど、より高位の存在が見えます。
幽霊ばかり見える人は、心が不安定だったり、弱っていたりする証(汚れているとは限りません)。あるいは、弱者に優しすぎる人も見えます。
使役霊が見えるようになっても、幽霊が見えるようにはなりません。波動がまったく違うためむしろ見えにくくなるのです。
霊聴
霊聴は、物理的な振動ではない、霊的な音を聴く感覚機能です。
神様と会話できる人は、声に出して話しているわけではありません。心の声でテレパシーのように話しています。
これは使役霊やタルパとの会話でも同じこと。わざわざ声に出さなくても通じます。
霊聴の発達具合によって、聞き取れる音の種類・範囲は違ってきます。
- 初級者……鈴の音、雨の音など。時には1単語程度の短い言葉
- 中級者……3単語くらいの長さの言葉
- 上級者……長い文章を自然に聞き取れる
英語のリスニングテストのようですね。慣れてくるほど長い文章が聞き取れるようになります。
初級者はなかなか言葉を聞き取れないので、言葉が自然音(雨、せせらぎ、葉擦れの音)に聞こえたり、他の心地よい音に聞こえたりします。
霊嗅
霊嗅は、物理的に存在しない香りを嗅ぎ取る、感覚機能です。
使役霊や神様は、よい香りがします。人間に好意や感謝を伝えたい時もよい香りを使います。
人工的なものではなく、自然のものの香りであることがほとんどです(花、土、森など)。
もしも変なにおいがしたら、低級霊が近くにいるかもしれません。
物件の内覧で変なにおいがしたので契約しなかったら、事故物件だった…という方もいらっしゃいます。
霊嗅はあまり知られていない霊感ですが、危機回避という点では、霊視や霊聴以上に便利なこともあるのです。
霊味
霊味は、物理的に存在しない味を感じ取る感覚機能です。
霊味が発達している場合、本来は味覚ではわからないものを味わえるようになります。
「霊気の入った水はおいしくなる」と言われているのは、霊気を霊味で感じ取っているためです。
霊触
霊触は、霊的なものが触れた感覚を認識する、感覚機能です。
神様が近くにいると「あたたかく感じる」、危険な場所に行くと「ゾッとする」。こんな人は、霊触が発達しています。
霊触が発達している人は、使役霊がそばにいるかどうかを「気配」を肌で感じられます。そのため、コミュニケーションがうまく取れなくても、そばにいることはちゃんとわかっていただけます。
また、使役霊の召喚・融合霊との融合時に体感があるかどうかは、この霊触の発達度合いによって異なるようです。
霊触で感じる例をあげます。
- 触れる……羽が擦れた感覚
- 撫でる……人差し指で撫でられた感覚
- さする……背中をさすられる感覚
- 包まれる……ふわっと包まれた感覚
- 抱きしめる……ぎゅっと抱きしめられる感覚
- あたたかくなる……ほおや胸のあたりが暖かくなる感覚
- 寒気がする……すっと温度がひく感覚
現代人は、あまり触覚を意識しないで生活しているため、霊触も衰えていることがよくあります。
まずはお日様が当たるあたたかさや、風が通る時の涼やかさなどを、物理的に感じてみましょう。
触覚がよみがえれば、霊触も発達しやすくなります。
さいごに
霊感自体は誰にでもあります。
現代人は、霊的なものを感じる必要がありません。むしろ感じてしまうと社会に適応しにくいため、機能が退化しているだけです。
もし霊感を発達させたいのであれば、自分が敏感だと感じている五感に対応する霊感を伸ばしてください。聴覚が鋭い人は、霊聴です。
少しでも霊的存在を感じられるようになれば、それをきっかけに、他の霊感も発達するでしょう。