スピリチュアルな世界のなかでは「守護霊は誰にでもいる」と主張する人が多数派かと思います。
しかし守護霊自体はいるとしても、実際そばにいるかどうかは、人によってさまざまです。
ここでは守護霊がいない人と、いない理由についてお話ししましょう。
守護霊とは
特定の人物,事物,場所などを守護する霊的存在。神統=神的階層(パンテオン)の上位を占めている存在は守護神と呼ばれることが多い。人物の守護霊には誕生とともに個人に付属するものがある。
守護霊 – 世界大百科事典 第2版
この記事では、守護霊を「誕生時から存在する者」に限定します。
誕生してから守護を担当してくださる霊的存在は、使役霊・補助霊などと呼んで区別しています。
まれに、生まれつき神様レベルの存在に守られている方もいらっしゃいます。
そういった方の守護霊は、守護神とも呼べるでしょう。
大多数の人間は、神様になる修行中の守護霊や、自分の前世人格から発生した守護霊がついています。
守護霊がいないとは
もし霊視鑑定やスピリチュアルセッションで「守護霊がいない」と言われたら、以下のように解釈してください。
「私にも守護霊は存在するが、そばにいない」
あらゆる人間には、誕生時点では守護霊がついてくださっています。
しかしその後の生き方によっては、守護霊が距離を置いたり、ご縁を失ったりすることがあるのです。
なお、霊視の精度が不安定な人には、格の高い守護霊が見えないことがあります。
守護霊がいない理由
守護霊がいない理由は、その人と守護霊の事情によってさまざまです。ここではあくまで一例をあげましょう。
- 他の霊的存在がいる
- 守護する必要がない
- 守護霊である意味を見失った
ポジティブ・ネガティブどちらにも解釈できます。
ネガティブな理由を多めに解説していますが、自分の理由もネガティブだと思い込まないように注意してくださいね。
それぞれ詳しくお話しします。
他の霊的存在がいる
人間が低級霊側に取り込まれていくと、どれだけ力のある守護霊でも近づけなくなります。
ドロドロの毒沼に飛び込むようなもので、守護霊の身も危ないからです。
それでも飛び込む守護霊もいるかもしれません。
しかしその結果、守護霊まで低級霊になってしまったり、消えてしまったりすると大変ですよね。
自分の身だけを案じているわけではなくて、飛び込むことでさらに状況が悪化することを案じているのです。
神社仏閣の神仏にお願いするなどして、低級霊を追い払い続ければ、守護霊は戻ってこれるようになります。
⇨Positive:すぐれた高級霊がついているため、うしろに控えていることもあります。
守護する必要性がない
代わり映えのしないぬるま湯のような生活をしていると、守護霊の存在感が薄まることがあります。
私たちも、いくら探しても何もすることがないと気が抜けてしまいますよね。
この時に霊視されると、存在感がないため守護霊はいないと言われる可能性があるのです。
人間側が「もっと成長したい」「現状を変えたい」と積極的になりはじめると、守護霊も乗り気になって戻ってきますよ。
⇨Positive:手を貸さない方が人間側の学びになりそうな時は、応援しつつ距離を置くことがあります。
守護する意味がない
守護霊は万能ではありません。自分の無力さに打ちひしがれて、霊界に帰ってしまうこともあります。
たとえば、人間がどうしようもない悪人で、どんなに導こうとしてもちっとも気がついてもらえない。
この先もどんどん悪化していく未来しか見えない。
こんな状況が続くと、守護霊であり続ける意味を失ってしまうのです。
よほどの悪事を働いている人や、低級霊と同化している人でなければ、守護霊が自らお役目を放棄することはありません。
⇨Positive:人間側が急激に大成長を遂げて、守護霊が追いつけていないこともあります。しばらく待っているとパワーアップしてまた姿を表します。
さいごに
守護霊は誰にでもいる(生まれつき)。守護霊は誰にでもいるわけではない(現在)。この二つは両立します。
どの時間軸で話しているかはっきりさせないと、混同してしまいますよね。
もしあなたに現在は守護霊がいないのであれば、その理由がポジティブなものかネガティブなものか考えてみてください。
ポジティブなものならその調子で。ネガティブなものなら、自分にできることからはじめて対処しましょう。