生命体同士を結ぶ霊的なコードを、エーテルコードと呼びます。
そのなかでも、魔術(魔法、霊術)によって結ばれたコードを、私は「マジックコード」と呼んで区別しています。
ここで、マジックコードについて詳しく説明します。
マジックコードとは
マジックコードは、霊的な施術を行う術者と、被術者を繋ぐ、霊的なコードである。
あなたが術者に縁結びをお願いして、施術してもらうとします。
施術の際には、あなたは術者とのあいだにはマジックコードが結ばれます。術者はコードを通してあなたに術を施すのです。
マジックコードは、施術が終わってもしばらく結ばれたままです。
よい術者とコードを繋ぐことができると、それだけで被術者にメリットが生じることがあります。
健康な母体からは、へその緒を通じ、胎児に良質なエネルギーが流れるようなものです。
マジックコードの特徴
- 術者に関わるとコードが太くなる
- 術者と関わらなくなるとコードが細くなる
- コード内部の流れは二方向である(術者⇨被術者、被術者⇨術者)
- コードは互いに影響を及ぼしうる
マジックコードの特徴のうち、重要なものは上記4点です。
術者に関わるとコードが太くなる
同じ術者から術を受けたり、関わり続けたりすると、その術者とのコードが太くなっていきます。
そして、コードが太くなれば、その術者による施術の効果が現れやすくなります。
信頼できる術者とはたまに連絡をとってください。それだけでもコードは保たれます。
術者と関わらなくなるとコードが細くなる
術者から術を受けても、関わりを断つと、その術者とのコードは少しずつ細くなっていきます。
あまり信頼できないと思った術者とは、できるだけ連絡を取らないようにしましょう。
ただし、とても力の強い術者の場合は、何年経ってもコードが残っていることがあります。
神社の神様にお願いしてみる、他の術者に相談してコードを切ってもらうなど、他の対処方法が必要です。
コード内部の流れは二方向である
マジックコードの流れは、術者から被術者の一方向ではありません。
被術者から術者の方向にも流れます。この性質を利用し、術者が被術者のエネルギーを吸い続けることもあります。
何らかの施術を受けてから調子を崩したり、不運が続いたりしているなら、エネルギーや運気を吸われているかもしれません。
コードは互いに影響を及ぼしうる
マジックコードは、術者ごとに違います。
100人から魔術を受けたことがある人には、100のコードがあるということです(切れていなければ)。
そしてコード同士は、絡まりあったり反発しあったりして、影響を及ぼしあいます。
この影響によって、被術者の心身に問題が生じることがあります。
マジックコードの悪用
コード内部の流れは二方向である
この性質を知っている術者(霊能者、スピリチュアリスト、ヒーラー)のなかには、マジックコードから被術者のエネルギーを吸い取ろうとする人もいます。
特に「気」に関するものが吸い取られます。元気・生気・運気・気力などです。
教祖的な立場になっている術者は、信者からエネルギーを吸い取って力を増しています。カリスマ性も磨かれ、信者はもっと増えるでしょう。
ヒーラーについて
レイキ(霊気)は「自分も他者も元気になるヒーリング」と言われています。
それは事実ですが、まれに、ヒーラーが無自覚に生気を吸っているだけのことがあります。相手に悪気がないのが余計に厄介です。
施術を受けたあとに自分は元気になっているのか。相手が元気になっただけではないか。
落ち着いて自分の心身をチェックしてみてください。
マジックコードの弊害
コードは互いに影響を及ぼしうる
この性質は、たくさんの術者とコードが繋がるほど身をもって理解できます。
マジックコード同士が絡まりあうことは、電源コードが絡まり合うようなものだとイメージしてみてください。
絡まるコードが増えるほど発火率が高くなり、いずれちょっとしたきっかけで発火します。そして、コードも人も家も燃え尽きるでしょう。
術者を厳選する
「魔術は受ければ受けるほど効果が出る」と勘違いしている人がいますが、それは同じ術者から受けた場合に限ります。
誰彼構わず施術を依頼していると、それぞれの魔術の効果は出にくくなります。受けても意味がなく、むしろデメリットしかないのです。
魔術が簡単に受けられる時代になったからといって、どうか安易に依頼しないでください。
信頼できる術者を数人に絞り込んで、その人たちと細く長いお付きあいを続けることを、心からおすすめします。
さいごに
マジックコードのことは、ネットや書籍でもあまり触れられていません。
しかし、本当は、魔術に関わる人はみんな知っておいた方がよいくらい重要な概念です。
この記事を読んでくださった方だけでも、コードによるデメリットを避けられるように。そしてよい術者とコードが結ばれますように願っています。